businessわが町の下水道事業

わが町の下水道事業のはじまり

堀河町 わが町の下水道事業は、昭和45年12月の下水道法の一部改正により、その目的に「公共用水域の水質の保全に資する」という一項が加えられたほか、流域別下水道整備総合に関する規定、流域下水道に関する規定などが整備されたことに伴ない、わが町のある福島県は昭和47年度に阿武隈川流域別下水道整備総合計画調査を行い、下水道整備に関する基本計画を策定いたしました。その後、昭和58年2月阿武隈川流域別下水道総合計画の承認を得て、阿武隈川上流流域下水道(県北処理区)事業に着手したことが始まりです。

 以降、平成8年4月隣接する国見町にある県北浄化センターの運転を開始して、わが町伊達町(現伊達市)および福島市、桑折町、国見町、梁川町(現伊達市)、保原町(現伊達市)の流域関連公共下水道を供用開始しました。

 その後、県の進める流域下水道事業や福島市の進める流域関連下水道事業とわが町の下水道事業を計画的に推進し、計画処理区域面積、計画処理人口の拡大と下水道普及率の向上に努めています。

 また、わが町では自然との共生をめざし、住環境の向上や河川などの水質保全、快適で清潔な生活環境の確保を図るため各種の下水道事業を計画的に進めています。

下水道事業のあゆみ

できごと
1884(明17) 東京都神田にヨーロッパ式の近代下水道建設着工
1899(明32) 東北で初めて仙台市が下水道に着手
1963(昭38) 福島市で公共下水道事業認可着手
1971(昭46) 福島市堀河町終末処理場処理開始(簡易処理)
1974(昭49) 阿武隈川上流県北流域下水道促進協議会設立
1983(昭58) 阿武隈川上流流域下水道(県北処理区)事業認可
1986(昭61) 阿武隈川上流流域下水道(県北処理区)事業着手
1988(昭63) 福島県下初の流域下水道・阿武隈川上流流域下水道(県中処理区)が通水開始
1993(平 5) 福島市祓川下水道水緑景観モデル事業工事着手
1995(平 7) 土湯温泉浄化センター完成
1996(平 8) 県北浄化センター完成
阿武隈川上流流域下水道(県北処理区)一部供用開始
第8次下水道整備閣議決定

阿武隈川上流流域下水道(県北処理区)

阿武隈川は、流域面積が約5,405km3(福島県分4,085km3)延長239km(福島県分)で、県の中央部を北上して宮城県から太平洋に注ぐ一級河川です。

 福島県は昭和49年に「下水道整備に関する基本計画」を策定し、昭和59年度に福島市、桑折町、伊達町(現伊達市)、国見町、梁川町(現伊達市)、保原町(現伊達市)の1市5町からなる阿武隈川上流流域下水道(県北処理区)事業に着手、平成8年4月から6市町が同時に一部供用を開始しました。

下水道事業のあゆみ

全体計画 事業計画
関係市町村 福島市、桑折町、伊達町(現伊達市)、国見町、梁川町(現伊達市)、保原町(現伊達市) 福島市、桑折町、伊達町(現伊達市)、 国見町、梁川町(現伊達市)、保原町(現伊達市)
画事業期間 昭和59年度~ 昭和59年度~平成20年度
計画処理区域
面積
8,787ha 3,955ha
計画処理人口 305,980人 175,070人
計画汚水量
(日最大)
196,380(m3/日) 97,500(m3/日)
排除方式 分流式 分流式
処理方法 標準活性汚泥法 標準活性汚泥法
放流先 阿武隈川
(水質環境基準:B-□)
阿武隈川
(水質環境基準:B-□)
管渠 L=56.9km
400mm~ 1,800mm
L=55.9km
400mm~ 1,800mm
中継ポンプ 2ヵ所(梁川、伊達) マンホール/ポンプ
2ヵ所(梁川,伊達)
処理場 県北浄化センター(伊達郡国見町大字徳江地内 43.4ha)
水質 BOD 220mg/l(流入)→
20mg/l(放流)
SS  200mg/l(流入)→
20mg/l(放流)